2009年04月02日
水のつくりかた
海水を作るときは水に塩を入れればできあがり!
ってわけにはいきません(^-^;
「人工海水の素」というのが各社から色々でています。


その人工海水と真水をまぜると海水になります。
この人工海水の素のことをアクアリストたちはよく「塩」とだけ表現します。
でもこの場合の「塩」は食塩や塩化ナトリウムのことではありませんのでご注意ください。
海水は真水に塩化ナトリウム(NaCl)が溶けているだけではありません。
その他色んなミネラル分が含まれて居ます。
カルシウムにマグネシウム、モリブデン、ストロンチウム、炭酸塩、ヨウ素にカリウムなどなど。
それらのミネラル分も含んで再現しているのが人工海水の素です。
各ミネラル分の配合の割合によって、サンゴ飼育に適していたり、魚だけ用であったりと色々です。
この「塩」に「真水」を加えるわけですが、「真水」は一般家庭ではあまりないですよね。
そこで水道水を使うわけですが、水道水には塩素(カルキ)が含まれて居ます。
この塩素は魚やサンゴにはかなりきつい毒になりますので、除かないといけません。
塩素を除くには「カルキ抜き」といわれる薬品がありますのでこれを規定量投与するか、
丸一日以上汲み置きしておくかになります。
#他にも色々とカルキを抜く方法はあります。
そうやってカルキを抜いた「水」に、「塩」を加えて海水を作るわけです。
その際にどれぐらいの「水」にどれくらいの「塩」を加えるか・・・。
大概の人工海水には「何リットルあたり何グラムを入れてください」的な
ことは書いてあります。
でも水温や気温によって変わってきますので、難しいところです。
ではどうするか?
まずはバケツにカルキ抜きした「水」を入れます。

水槽用のヒーターを入れて飼育水の温度に設定します。(大体24~26度)

水温が落ち着いたら「塩」を入れます。

#人工海水の種類によってはカルキ抜き剤が含有されているものもあります。
#その場合は水道水に直接入れても大丈夫です。
最初は大体のグラム数を計って入れますが、慣れてくるとだいたいわかってきます。
そして最終的に調整するのが、「比重」です
比重は比重計ではかります。

海水の比重はだいたい1.020~1.023ぐらいです。
このブログのタイトルです。
これであわせていきます。
比重が1.023より低ければ、もうちょっと「塩」を足す。
比重が1.023より高ければ、もうちょっと「水」を足す。
これで比重が合えばOKです。
なお念のため1~2時間置いておいて「比重」が安定してから計りなおしましょう。
これで一応海水ができます。
でもここにはまだバクテリアは居ません。
ここにバクテリアを繁殖させないと「水ができた」tごは言わないんですね。
遠いですね(^-^;
Posted by ちょんまる at 19:40│Comments(0)
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