2009年05月18日
苔対策:①発生源を断つ
前回の続きです。
苔をなくすイチバンの方法は
「発生源を断つ」
ということです。
苔の発生減としては
①ケイ酸塩濃度
②硝酸塩濃度
③日照時間
が挙げられます。
まず①のケイ酸塩ですが、水槽内に持ち込まれるルートは主に2つです。
一つは「魚の餌」です。もう一つは「水道水」です。
魚水槽の場合、魚に給餌は必ず必要です。
その餌の中にケイ酸塩が含まれて居ます。
だから餌の与えすぎず、魚が食べきれる量だけを入れるようにしましょう。
もう一つの「水道水」ですが、海水魚水槽の場合ホトンドの方が水換えや足し水が必要になります。
その時の水を水道水を使っていると、その中に含まれてしまっています。
#濃度は地域によって異なります。
水道水のケイ酸塩を除去しようと思うとRO/DI浄水器を使うほかありません。
また換水の場合は同じ量の古い海水を捨てますのでケイ酸塩の総量はあまり変わりません。
ですが蒸発した分の足し水の場合は違います。
蒸発する際はH2Oとしてだけ蒸発していきます。
しかしのぶんを水道水で足していると、どうしてもケイ酸塩の濃度があがっていってしまいます。
この場合はケイ酸塩除去材などで除去するか、足し水だけでもRO/DI水を使うかしかありません。
海水魚ショップなどでRO水を売っている場合もあるので近くのショップに確かめてみてください。
#私が以前買っていたお店は20Lで300円ほどでした。
これでケイ酸塩を抑えることで苔の発生も抑えることができます。
2番目の原因が硝酸塩です。
硝酸塩の水槽へのルートは2つあります。
一つはケイ酸塩と同じく水道水に含まれているというものです。
この対策はケイ酸塩の場合と同じです。
そして硝酸塩に関しては一番の原因は硝化バクテリアによるものです。
これは魚の糞尿や残餌などをバクテリアが分解して最後に残ったものです。
ですから硝酸塩は入れなくてもどんどん増えていってしまいます。
これを除去するには、
①換水
②嫌気性バクテリアにより脱窒
③吸着剤
の方法があります。
イチバンのお勧めは①の換水です。
これをすることで硝酸塩の除去と同時にミネラル補給もできます。
②の嫌気性バクテリアによる分解は諸刃の剣です。
ちゃんと対策しておかないと硫化水素の発生で水槽全滅ということもありえます。
③の吸着材はケイ酸塩のところでも述べました。
しかし吸着剤で除去できるのはほんのわずかの量です。
あまりこれだけに頼るのはよろしくないです。
硝酸塩をある程度抑えることで苔の発生を抑えられると同時に、
サンゴなど(特にミドリイシなどのSPS)にもいい水質になってきます。
最後に日照時間です。
苔は光合成をして栄養分を作り繁殖していきます。
ですからまったく日が当たらないと全然生えません。
まったくライトを付けないと生体が生理バランスがとれなくなるので良くありません。
ですので実際の日照時間に合わせるのがイチバンです。
大体6~8時間ぐらいでタイマーセットしてライトつけるのがよいでしょう。
以上が発生源を断って苔の発生を抑える方法です。
ただし、ケイ酸塩やリン酸塩、硝酸塩などの栄養塩や日照時間なども
ゼロになっても色々と問題が出てくると思います。
実際ソフトコーラルなどでは硝酸塩がある程度あったほうがいいものもあります。
何事もそうですが、バランスがイチバン大事ですね。
苔をなくすイチバンの方法は
「発生源を断つ」
ということです。
苔の発生減としては
①ケイ酸塩濃度
②硝酸塩濃度
③日照時間
が挙げられます。
まず①のケイ酸塩ですが、水槽内に持ち込まれるルートは主に2つです。
一つは「魚の餌」です。もう一つは「水道水」です。
魚水槽の場合、魚に給餌は必ず必要です。
その餌の中にケイ酸塩が含まれて居ます。
だから餌の与えすぎず、魚が食べきれる量だけを入れるようにしましょう。
もう一つの「水道水」ですが、海水魚水槽の場合ホトンドの方が水換えや足し水が必要になります。
その時の水を水道水を使っていると、その中に含まれてしまっています。
#濃度は地域によって異なります。
水道水のケイ酸塩を除去しようと思うとRO/DI浄水器を使うほかありません。
また換水の場合は同じ量の古い海水を捨てますのでケイ酸塩の総量はあまり変わりません。
ですが蒸発した分の足し水の場合は違います。
蒸発する際はH2Oとしてだけ蒸発していきます。
しかしのぶんを水道水で足していると、どうしてもケイ酸塩の濃度があがっていってしまいます。
この場合はケイ酸塩除去材などで除去するか、足し水だけでもRO/DI水を使うかしかありません。
海水魚ショップなどでRO水を売っている場合もあるので近くのショップに確かめてみてください。
#私が以前買っていたお店は20Lで300円ほどでした。
これでケイ酸塩を抑えることで苔の発生も抑えることができます。
2番目の原因が硝酸塩です。
硝酸塩の水槽へのルートは2つあります。
一つはケイ酸塩と同じく水道水に含まれているというものです。
この対策はケイ酸塩の場合と同じです。
そして硝酸塩に関しては一番の原因は硝化バクテリアによるものです。
これは魚の糞尿や残餌などをバクテリアが分解して最後に残ったものです。
ですから硝酸塩は入れなくてもどんどん増えていってしまいます。
これを除去するには、
①換水
②嫌気性バクテリアにより脱窒
③吸着剤
の方法があります。
イチバンのお勧めは①の換水です。
これをすることで硝酸塩の除去と同時にミネラル補給もできます。
②の嫌気性バクテリアによる分解は諸刃の剣です。
ちゃんと対策しておかないと硫化水素の発生で水槽全滅ということもありえます。
③の吸着材はケイ酸塩のところでも述べました。
しかし吸着剤で除去できるのはほんのわずかの量です。
あまりこれだけに頼るのはよろしくないです。
硝酸塩をある程度抑えることで苔の発生を抑えられると同時に、
サンゴなど(特にミドリイシなどのSPS)にもいい水質になってきます。
最後に日照時間です。
苔は光合成をして栄養分を作り繁殖していきます。
ですからまったく日が当たらないと全然生えません。
まったくライトを付けないと生体が生理バランスがとれなくなるので良くありません。
ですので実際の日照時間に合わせるのがイチバンです。
大体6~8時間ぐらいでタイマーセットしてライトつけるのがよいでしょう。
以上が発生源を断って苔の発生を抑える方法です。
ただし、ケイ酸塩やリン酸塩、硝酸塩などの栄養塩や日照時間なども
ゼロになっても色々と問題が出てくると思います。
実際ソフトコーラルなどでは硝酸塩がある程度あったほうがいいものもあります。
何事もそうですが、バランスがイチバン大事ですね。
Posted by ちょんまる at 15:52│Comments(0)
│飼育